生まれ育った東山区と京都のために 京都市会議員 平山たかお オフィシャルサイト

電力・エネルギーについて考える。

2月18日の土曜日に自民党京都府連青年局、学生部で福井県の大飯原子力発電所に視察研修へ行きました。
多くの受講生の方々に御参加頂き、感謝するのと共に、活発な議論がなされていたことで、皆様の関心が高いことを改めて実感致しました。
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(移動中のバス車内にて自民党京都府連青年部幹事長として挨拶させて頂く)
さて、タイトルにあるように電力・エネルギー政策について、視察へ行った感想を踏まえ、私見を書きたいと思います。
まず、京都市には電力発電所がないため、ややもすると関係が薄いように感じますが、京都府北部の舞鶴市の隣が大飯原子力発電所であることに、京都市にも非常に隣接しているのだと思ったわけであります。
原子力発電が導入される時(私は生まれてもなかったわけですが笑)、時の世論は「夢のクリーンエネルギーの誕生!」と論じていたと聞きます。
当然、日本は唯一の被爆国。原子力に対してのアレルギーというものは強いわけであります。チェルノブイリの原発事故、そして記憶にも新しい東日本大震災での福島原発。
特に東日本大震災は想定外だった、また、時の政権の対応の拙さ等、昨今の報道等を見ていると明らかにされてきておりますが、確実に安全なものはないと多くの皆様が感じたことは事実でありましょう。
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(原子力発電所内部の1/3の模型)
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(視察の風景)
上記の写真にあるように原子力でどのように発電をするのかということを説明頂きました。
私自身、理系ではなく文系であり、少し複雑に感じた部分もあったので、うまく説明はできないのですが、原子力の力を利用して、約300度の水(気圧を意図的に与えているから沸騰しない)を作り、その水を循環させ、蒸気を発生させる。その高温の蒸気を以って、タービンを回し、電力を作るというのが大まかな流れであります。
その際に大切なのが冷却すること。皆様ご承知の通り、ゆえに原子力発電所は海の近くにあるわけです。
様々な要因はあったにせよ、その冷却がうまくいかず、福島原発では被害が出てしまったわけであります。
さて、そこで、電力について考えてみようと思います。いわゆるエジソンが電気を開発して後に急速に広がり、今や、オール電化なるものも存在する。
現在の世界になくてはならないのが電力であります。電気を使わない日はないと言えましょう。
とある方からこのようなことを言われました。その方は透析をされています。透析をされておられる方は毎日透析をしないといけない。
もし、電力が止まると病院は透析が行えない、だから命がつなげないと仰っていたのです。
原子力に代わる発電方法やエネルギー政策(もちろん安全が担保される)があれば、一番良いのでしょうが、今のところ、それに代わる何かは実用段階には無い。
然しながら同時に私達の生活、そして目の前の命を守らなくてはならない。
だからこそ、安易に原発ゼロとは言えないと私自身は感じます。もちろん、原子力発電所は安全でなくてはいけませんが・・・。
加えて、日本の「技術力」という意味でも最先端の技術をわが国は有するわけですので、これは手放すわけにもいきません。
先日、視察へとお伺いをし、多面的に物事を考える大切さを再認識したわけであります。
議論山積の課題であると感じると同時に、まさしく、50年先、100年先の未来をも見据えた電力・エネルギー政策を考えていかなくてはならないと認識した次第であります。
京都市会議員 平山たかお
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平山たかおレポート 市政活動報告

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