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交通水道消防委員会視察報告(その2)

先日の視察報告の続きです。
視察2日目は仙台市でございました。
調査内容として、東日本大震災からの復旧・復興状況に関してであり、仙台市地下鉄についてと津波避難タワー並びに南蒲生浄化センターを視察致しました。
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(仙台市地下鉄)
まず、はじめに仙台市地下鉄に関しての座学。概要についての説明を聴取の後に、平成23年3月11日に起こった東日本大震災後に甚大な被害が発生したが、4月29日には全線運行再開できた旨の説明を受ける。
これは既存の構造物を活かしながら補強する工法を使い、スピード再開につなげられたとのこと。
あってはほしくありませんが、本市においても十分に参考にできる工法ではないかと思います。
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(岡部仙台市議会議長よりのご挨拶)
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(仙台市役所にはこのような横断幕が!)
続いて市役所から場所を移動し、津波避難タワーの視察へ。
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(見えにくいかもしれませんが、この地域では水色の点線まで津波は到達したとのこと)
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(この避難タワーは全高約10m、収容人数が約300名であります。)
鉄骨造りの二階建てであり、プレハブのような施設も用意されています。
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(室内の様子と簡易トイレ)
また、これは後世に東日本大震災のこと、津波のことを風化させないためにも教訓としての意味合いも込められている施設であるということでございます。
その後は南蒲生浄化センターへ。
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(資料)
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(災害復旧に関しての座学)
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(浄化センター屋上から)
⇒見えている橋等も倒壊したとのこと。まだ復旧の途中であります。
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(震災当時のまま。非常に凄惨な状況であったことがわかります。)
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(津波の被害です。建物が反っています。)
非常にショッキングな現場でありました。震災から5年が経ちますが、全復旧はなされていないとのこと。
本市には津波の可能性というのは限りなく低いわけでございますが、5年前の当時、ニュース等を見ていると、何か映画の一場面ではないのかというぐらい、非現実的な映像であり、大変にショックを受けたことを思い出します。
少しづつ復旧はされていきます。と同時に震災の思い出というのも風化していきます。震災を知らない世代が多数を占める時代がやって参ります。
この事を私達は忘れずに次代へとしっかりと引き継ぐと同時に、この事を教訓として災害対策につなげ、本市にも活かしていくことが肝要だと思った次第でございます。
京都市会議員 平山たかお

平山たかおレポート 市政活動報告

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